ペットの健康

ペットの健康◾️当たり前ですが、ペットは自分で食事を制限できません。
ペットを健康に育てるために痩せすぎ、太りすぎに注意しましょう。
毎日スキンシップをしていても、体型の微妙な変化は見た目では気が付きにくいですよね。
そのため、日頃から体重を測定しておきましょう。皆さんは既に実行されていると思いますが、
「かかりつけの病院」を見つけて、いざという時に備えておけば安心です。

また、こんなことにも気をつけましょう。
本来食べるものではない物を飲み込んでしまう「誤飲」に注意しましょう。
知らない方もいると思いますが、植物にも要注意の物があります。百合やチューリップの球根、
朝顔の種などには、犬・猫に有毒な成分があるとの事。他にも中毒を引き起こす植物がある
ので注意が必要です。
※出典:環境省「犬・猫の健康を守るためにPDF

◾️ペットの食性は、「雑食性」「草食性」「肉食性」などに分けられますヒトは肉も魚も野菜も食べる雑食ですが、犬は「雑食」あるいは「肉食性のある雑食」、猫は「完全肉食」とされています。
次に、大きく違うのは食べ方です。私たちヒトは、食物を口の中で噛み砕いてから飲み込む「咀嚼」
を行いますが、イヌやネコは「咀嚼」をしません。喉を通る大きさに食べ物を歯で切り裂くと、
そのまま飲み込みます。そして、食道から胃、小腸、大腸へと送られ、消化・吸収が行われます。

ペットが生きていくためには、食事はなくてはならないものです。ペットに合った、安全でバランスが取れた食事を与えましょう。犬・猫に必要な栄養素はヒトとまったく同じで、たんぱく質、脂肪、炭水化物の三大栄養素にビタミンとミネラルを加えた「五大栄養素」です。ただし、摂取量の比率がヒトと
異なり、「たんぱく質」をより多く必要としています。完全肉食の猫はイ犬よりもさらに多く必要とされています。たんぱく質は体をつくる材料となりますが、犬・猫の場合、不足すると体重減少や被毛の発育低下、そして成長期には発育遅延を招きます。ペットの食事についての特性を理解してバランスの取れた食事を与えて健康な体づくりを続けましょう。