【Imacoco Press Vol.15】
いまここNews 働くわんこ 盲導犬編
知っていますか?盲導犬が活躍するまでの道のり
視覚障害者の大切なパートナーとして活躍する盲導犬。
盲導犬は、一般的なペットのように購入して育てるのではなく、盲導犬協会などの専門団体が繁殖・育成を行い、多くのボランティアや訓練士の支えによって育てられています。そして、訓練を終えた盲導犬は、必要とする視覚障害者の方へ無償で貸与されます。
今回は、盲導犬が誕生してから活躍するまでの流れをご紹介します。
1.誕生~パピーウォーカー期間(生後約2か月~1歳)
盲導犬候補の子犬は、生後約2か月になると「パピーウォーカー」と呼ばれるボランティア家庭に預けられます。
この時期は特別な訓練を行うのではなく、家庭生活の中でさまざまな経験を積み、人と暮らす楽しさや社会性を身につけていきます。
たくさんの愛情を受けながら、「人が大好きな犬」へと成長していく大切な期間です。

2.専門訓練(1歳~1歳半頃)
1歳頃になると、子犬たちは訓練センターへ戻り、本格的な訓練が始まります。
約6か月から1年をかけて、障害物を避ける、段差で立ち止まる、安全なルートを歩くなど、盲導犬として必要な技術を学びます。
ただし、すべての犬が盲導犬になれるわけではありません。訓練を修了できるのは全体の3~4割ほどといわれています。
盲導犬にならなかった犬たちは「キャリアチェンジ犬」として、新しい家庭へ迎えられ第二の人生を歩みます。
3.共同訓練・貸与
訓練に合格した犬は、盲導犬を希望する視覚障害者の方とペアを組みます。その後、一緒に生活しながら歩行訓練を行い、お互いの相性や信頼関係を深めていきます。
無事に共同訓練を終えると、正式な盲導犬として貸与され、新たなパートナーとの生活がスタートします。
4.引退後の生活(10歳頃~)
盲導犬は10歳前後になると仕事を引退します。
引退後は「引退犬ボランティア」などの家庭で、ゆったりとした生活を送りながら余生を過ごします。長年にわたり人を支えてきた盲導犬たちは、第二の犬生でも大切に見守られています。
たくさんの人の支えで成り立つ盲導犬育成
盲導犬の育成には、パピーウォーカーや訓練士、引退犬ボランティアをはじめ、多くの人々の協力が欠かせません。
街で盲導犬を見かけた際には、温かく見守りながら、その頑張りに思いを寄せてみてはいかがでしょうか。